あと1ヵ月後に迫った合理的配慮の義務化スタート。
障害者等の差別禁止法の改定により、すべての事業者が合理的配慮、求められたら対応することが義務化されます。
「合理的配慮の提供」とは、障害のある人から「社会の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応が必要」との意思が伝えられたときに、行政機関等や事業者が、負担が重すぎない範囲で必要かつ合理的な対応を行うことです。
「合理的配慮の提供」は、これまで行政機関等は義務、事業者は努力義務とされていましたが、改正法により、令和6年4月1日から事業者も義務化されることとなります。
内閣府ホームページより引用
えー、これって大変!!って思う人もいるかもしれない。
だけど、本当はそんなに大変なことではなくって、この機会に、障害者も健常者もなく、みんなが暮らしやすい社会を、一緒に作っていこうよ!って言う取り組みなんです。
『合理的配慮』っていう言葉がちょっと難しく感じちゃうのかもしれないね。 本当は、良い塩梅にお互い話し合って、どうしたらいいか考えようね、って言うことなんです。
本当は、合理的配慮は、学校とか官公庁では、もうずいぶん前から義務化されていたんです。
皆さんは、合理的配慮って知っていましたか?
ずいぶん前に始まったのにあまり知っている人いないかも。
そう思って、昨年8月にプレアンケートを実施しました。その結果をご覧ください。
なんと、障害の当事者関係者に実施したアンケートなのに、知らない人が、こんなに多い!
そして、学校に何らかの対応をお願いしたことがある人も、あまり多くないことがわかりました。
その理由は・・・
「お願いの方法や内容がわからなかった」っていう人もずいぶんいますよね。
これって、すごくもったいないなぁって思うんです。
せっかく、みんなにとって良い社会になる機会があるのだから、みんなでうまく使っていこうよ!そう思います。
合理的配慮についての体験談
アンケートの体験談の中に、こんな体験談がありました。
配慮をお願いすることは、子供の為でもあるけれど、先生方やクラスのみんなにも理解を促すことで、お互いにとって安心感につながり、優しさがうまれると感じています。
自分に無い感覚や、どうしようもないやりにくさを持ってる人がいることを知ると、周りの人は助けたり見守ったり、出来るようになるから。知らないとイライラさせてしまうこともあるから。配慮をお願いすることはみんなの為でもあります。実際に優しさに出会ってきました。
アンケートのお願い
4月からの合理的配慮がスムーズに行われるために、Togatherlandでは以下のアンケートを実施しています。
https://forms.gle/Mh6orimRcAFAAAC59
ぜひご回答のご協力をお願いします。
アンケートの結果は4月以降、ホームページにて公開予定です。
皆さんの困り事や、逆に、体験から生まれた知恵を集めて、みんなの財産としていきたいと思います。