TGLの合理的配慮についてのアンケートプロジェクト開始

あと1ヵ月後に迫った合理的配慮の義務化スタート。
障害者等の差別禁止法の改定により、すべての事業者が合理的配慮、求められたら対応することが義務化されます。

 「合理的配慮の提供」とは、障害のある人から「社会の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応が必要」との意思が伝えられたときに、行政機関等や事業者が、負担が重すぎない範囲で必要かつ合理的な対応を行うことです。

 「合理的配慮の提供」は、これまで行政機関等は義務、事業者は努力義務とされていましたが、改正法により、令和6年4月1日から事業者も義務化されることとなります。

内閣府ホームページより引用

えー、これって大変!!って思う人もいるかもしれない。
だけど、本当はそんなに大変なことではなくって、この機会に、障害者も健常者もなく、みんなが暮らしやすい社会を、一緒に作っていこうよ!って言う取り組みなんです。

合理的配慮』っていう言葉がちょっと難しく感じちゃうのかもしれないね。 本当は、良い塩梅にお互い話し合って、どうしたらいいか考えようね、って言うことなんです。
本当は、合理的配慮は、学校とか官公庁では、もうずいぶん前から義務化されていたんです。

皆さんは、合理的配慮って知っていましたか?

ずいぶん前に始まったのにあまり知っている人いないかも。
そう思って、昨年8月にプレアンケートを実施しました。その結果をご覧ください。

学校用における合理的配慮の現状を知るため、2023年8月2日〜30日で実施した80名の方の回答資料
合理的配慮という言葉の認知アンケート結果
79件回答中「はい」が25.3%

なんと、障害の当事者関係者に実施したアンケートなのに、知らない人が、こんなに多い!

「合理的配慮」を学校にお願いしたことがあるかの資料
80件回答中「はい」が37.5%

そして、学校に何らかの対応をお願いしたことがある人も、あまり多くないことがわかりました。


その理由は・・・

いいえと答えた方の理由の資料
49件回答中40%弱がお願いする方法・内容がわからなかったと回答

「お願いの方法や内容がわからなかった」っていう人もずいぶんいますよね。
これって、すごくもったいないなぁって思うんです。
せっかく、みんなにとって良い社会になる機会があるのだから、みんなでうまく使っていこうよ!そう思います。

合理的配慮についての体験談

アンケートの体験談の中に、こんな体験談がありました。

配慮をお願いすることは、子供の為でもあるけれど、先生方やクラスのみんなにも理解を促すことで、お互いにとって安心感につながり、優しさがうまれると感じています。
自分に無い感覚や、どうしようもないやりにくさを持ってる人がいることを知ると、周りの人は助けたり見守ったり、出来るようになるから。知らないとイライラさせてしまうこともあるから。配慮をお願いすることはみんなの為でもあります。実際に優しさに出会ってきました。

アンケートのお願い

4月からの合理的配慮がスムーズに行われるために、Togatherlandでは以下のアンケートを実施しています。
https://forms.gle/Mh6orimRcAFAAAC59

ぜひご回答のご協力をお願いします。
アンケートの結果は4月以降、ホームページにて公開予定です。
皆さんの困り事や、逆に、体験から生まれた知恵を集めて、みんなの財産としていきたいと思います。